スタッフのおすすめ

恥ずかしくてスタバで「グランデ」が頼めない。自意識に振り回されるオードリー若林の内側を覗かせてもらえます。普段流してしまいがちな自分の小さな感情を、素直に、そしてユーモアを交えて丁寧に言語化しています。テレビでは見られない著者の等身大な日常を通して、自分の生きづらさも肯定してくれる一冊です。

海外で出合ったバカヤローという魚、名前が分からない謎の餅など、食べ物をテーマに綴ったショートエッセイ集です。著者が長年味わってきた様々な「おいしいもの」の思い出が、読みやすい文体とカラフルなイラストで表現されています。エッセイに込められている「おいしい」を、じっくり楽しんでみてください。

化石を通してでしか知ることのできない古生物の暮らしを、研究者たちの論文を基に物語で楽しむことができます。一列に並ぶ「アンフィクス」、早起きをする「ディメロドン」など、まるで目の前で観察したかのような文章に、古生代にタイムスリップした気分を味わうことができるでしょう。

日々の生活の中で何かを選ぶ時には、身体と心の求めに従うと決めた著者が、少しずつ「自分にとって心地よい生活」を手にしていく様子が綴られています。読み進めるうちに、時間がかかると思っていた「丁寧な選択」こそ、自分に時間を与える行為だったのかもしれないと思えてきます。新しい1年を清々しく過ごしたい人におすすめです。

出版社：アノニマ・スタジオ

色鮮やかな伝統料理や菓子、活気溢れる市場、洗練された手工芸品……。韓国料理家、韓国文化コーディネーターである著者が紹介する韓国は、今と昔がうまく融け合い、「美しいもの」であると感じさせられます。旅行ガイドでありながら、アートに触れたい時にも読みたくなる一冊です。

自動改札機を日本に導入するとき、沢山の人に一瞬で使い方を理解させるために、あなたならどうしますか？本書では、他者の無意識の行動を誘導し、意図する結果に向かわせるためのプロダクトデザインを学ぶことができます。プロのデザイナーが一般の中高生に行った授業の記録のため、理解しやすく、世界を見る目が少し変わります。

高校の学費を出す条件として、曾祖母のつる子と、今の学力よりひとつ上の学校を目指すことを約束したわかばと樹。成績優秀の樹と進学塾に通い出し部活も手を抜きたくないわかばは、周りからのプレッシャーに負けそうになりながらも自分の進路を模索し、受験当日を迎えます。二人の未来への決断は……？

最近さとしくんに歯磨きをしてもらえないハブラシくんは「よーし、家出したろ！」と外へ飛び出し、初めての冒険に出ます。いつもは歯磨き粉しかのせてもらえないので、ソフトクリームをのせて味わってみたり、猫にいたずらをしてみたり……。関西弁で繰り広げられる物語はコントを見ているようです。

石版印刷とは、現代の平版印刷の源となる印刷方法です。プリンターもコピー機もなかった時代に、石を使って印刷すると考えただけで重労働ですが、石版印刷はどのようにして誕生したのでしょうか。石版印刷の魅力と技術の素晴らしさが、わかりやすく紹介されています。

アマテラスやオリオンなど、世界で様々な神々が神話に描かれています。本書は、時代や国によって異なる神々の姿形を収めた、新しいスタイルの神話事典です。神々しい姿のものから異形なもの、動物や植物までオールカラーで見ることができます。視覚的な部分から、ぜひ神話に触れてみてください。