「ゾウの鼻はなぜ長い?」「どうしてウサギの耳は長くて大きいの?」など、私たちがよく知る動物の不思議を、上野動物園の元園長が撮りためた珍しい貴重な写真で分かりやすく解説しています。難しい漢字にはふりがなが振られていますので、お子様でも楽しめる内容です。
スタッフのおすすめ
「内閣府」「文部科学省」「復興庁」「デジタル庁」など、テレビや新聞でよく見聞きするこれらの府・省・庁は、どのような仕事をして、私たちの生活とどのように関係するのでしょうか。全7巻シリーズで構成されており、本書では内閣府と復興庁について詳しく解説されています。
鹿児島の祖父母に会うために、新青森駅から「はやぶさ」「のぞみ」「さくら」と新幹線を乗り継ぎ、親子で日本縦断するお話です。車窓からの風景画だけでなく、まるで上空から見下ろしたかのように立体的な絵地図になっており、各地の観光地なども細かく描かれています。読書で旅気分を味わってみてはいかがでしょうか?
「狼は害獣である」という政府から生態調査を任された生物学者の著者は、狼の家族を観察し政府の見解との矛盾に気付きます。北極圏の雄大な自然の中でイヌイットたちと暮らす狼は、愛情深く潔い生き方をしていたのです。著者が実際に狼の栄養状態を調べるために調理した「野ねずみのクリーム煮」等ユーモアたっぷりのレシピ付きです。
『新明解国語辞典』が読み物としても人気があることをご存じでしょうか。本書では『新明解国語辞典』を「新解さん」として擬人化し、他の国語辞典とは一味違う解説や例文を、著者の呟きを交えながら軽快に紹介しています。思わずクスッと笑ってしまう新解さんの世界を、ぜひお楽しみください。
夏目漱石といえば、教科書などで見かけたことがある方も多い有名な文豪ですが、その漱石の作品を1冊読み通すことができましたか?つい目が泳いでしまった方に読んでほしい一冊です。「小説は最初から最後まで読む必要なんてない」という著者の解説を読んでいるうちに、漱石と漱石の作品の魅力にはまってしまうかもしれません。
私たちは大人になるにつれ、社会のなかで様々な「よいこと」「わるいこと」に出合います。しかしその良し悪しの基準は、誰が決めたものなのでしょう。本著は、答えのないその問いについて、自分と向き合いながら考えることができる作品です。フランスで多くの人に親しまれている哲学絵本を、ぜひ手に取ってみてください。
洋画は、日本の美意識が反映され独自の進化を遂げてきました。髙橋由一や岸田劉生をはじめ、日本の近代洋画家16人の生涯を取り上げながら、それぞれが美術史に及ぼした影響を、イラストやグラフを用いて分かりやすく解説されています。美術作家であり、アートディレクターでもある著者の、美に向けた尊敬と愛が溢れています。
おうちにいる時間が増えた昨今、本書のタイトルに共感した方もいらっしゃるのではないでしょうか。料理研究家である著者は、自身の講演会の参加者がごはん作りに疲れ、苦しんでいることを知り、次第に著者も同じように感じ始めます。そのような状況で編み出した、手間も心も楽にする方法や考え方とは? 巻末のレシピも必見です。
「いいな。ぼくも、なまえほしいな」。ひとりぼっちで商店街に住むキジトラ模様の野良猫は、周りの飼い猫たちがみんな素敵な「なまえ」を持っていることが羨ましくなり、自分の名前を見つけるために街を探し歩きます。猫たちのリアルな表情が、愛らしく描かれています。
(青山)