インターネットやSNSでいつでも世界とつながり、簡単に他のライフスタイルを知ることのできる昨今、他者と自分を比較し否定的に考えてしまうのは子どもだけではなく大人にも当てはまるかもしれません。“子どものこころ専門医”である著者が、セルフケアで自己肯定感を高める具体的な方法や、コロナ渦による心の疲れへの対処法を紹介しています。
スタッフのおすすめ
向田邦子の随筆は、没後40年を迎えた今もなお人々に読み継がれています。本書はその中から末妹の和子が50篇を精選し、食や家族、仕事などをテーマに日常の一場面が、向田邦子の言葉によって豊かに、時に痛快なユーモアたっぷりに描かれています。「エッセイのお手本はすべて向田邦子に教わった」と語る角田光代による解説も必見です。
愛犬と一緒に過ごしていると直面する心配事や、ふとした疑問。それらをこの本が解決してくれるかもしれません。犬の不調のサインや社会化期の過ごし方等の様々なテーマに、一問一答で解説しています。これから犬と一緒に暮らしてみたいと考えている方にもおすすめです。愛猫家の方は『家ねこ大全285』をどうぞ。
著者が20年以上もの間に書き溜めた書評や、本にまつわるエッセイが丁寧に書かれています。紹介されているどの本も「お気に入りの一冊」という著者の言葉は、読む人の心を引きつけます。本との出合いは何気ない日常から生まれ、読み手の日常はそこから様々な物語へと続いていくことを教えてくれます。
お正月について、だじゃれを通して楽しく学ぶことができるお話です。門松を買いに行ったさくらは、新米の年神くんに出会います。年神くんは、さくらにお正月の飾り、おせち料理、どんど焼きなどの由来ついてやさしく教えてくれます。巻末の「1月のまめちしき」は必見です。
お金持ちのモッテルさん一家はなんでも持っています。美術品や車、宝石におもちゃもたくさんあるけれど、家族はけんかばかりしています。ある日、嵐がやってきて家の物がすべて吹き飛ばされてしまいました。でも、代わりにお金や高級品より大切なものに気付くことができたようです。読むと温かい気持ちになれる絵本です。
やんごとなき英国女王エリザベス二世はある日、宮殿に立ち寄った移動図書館をきっかけに読書の楽しさに目覚めます。女王は公務も上の空で、周囲が心配するほど読書に熱中していきます。さて、読書にのめり込んだ女王の結末は…?ユーモアを交えながら読書の素晴らしさを教えてくれます。
本書では、「天日干し」という日本の文化に焦点を当てた写真が紹介されています。柿、大根、魚などの食材が太陽の恵みを受けて整然と並んでいる姿は、とても美しく魅了されます。それぞれの地域の風土を活かした、昔ながらの知恵である「天日干しのある風景」をお楽しみください。
「座右の銘」を問われた時、どのような言葉を思い浮かべますか?本書では、偉人たちが遺した名言とその名言にまつわるエピソードが紹介されています。人物の背景を知ることで、言葉の意味をより深く理解することが出来ます。苦しい時や迷った時、前を向いて一歩踏み出したい時、支えとなる言葉に出合えるかもしれません。
江戸時代、日本一の資産家だった徳川家の資金の主な出所は、全国から集まる年貢でした。ところが、明暦の大火、将軍の浪費、外国の圧力などで出費がかさみ、年貢だけに頼れる状況ではなくなります。どんな困難があっても、決して諦めずに資金繰りを続ける幕府の粘り強さを、ぜひご覧ください。